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ヒメハブ・・格好いい! |
(2011年8月より、大きな仕事が入って半年が過ぎた頃、私の頭はおかしくなった。帰宅は遅く、休み少なく、帰れば家事育児の毎日に完全に参った私は、現実から逃亡する事を決意した。どこへ行こう?時は2月初旬。サンショウウオならホンオオダイ、オオイタかカスミあたりか・・それも中途半端な時期だなぁ・・徳之島のイボイモリなら、まだ繁殖(求愛)期後半なんじゃないの?なんか暖かいとこ行きたいし・・よし、徳之島へ逃げよう!)なんて甘い考え半分だったけど、徳之島へ行く事にした。休めて土日の2日間なので、当初1泊2日で行くつもりだったが、フリープランなら2泊3日の方が料金が安い・・何日も無償で休日出勤してるのに、なんで高い料金で1泊で帰ってこなきゃならないんだよ!もう勝手に休む!部下に仕事を押し付け、勝手に3日間休んだのだ。真面目な話、自家繁殖しているCB個体の求愛行動らしき行動を見て、繁殖期なら、実際に現地に行って同じかどうか、確認出来るかもしれないと考えていたので、行く必要があったのだ。イボイモリの求愛行動に関する報告書は存在するけれど、♀を中心に、♂が回りながら精子を落とすのは、私が見たのとはディティールが違う。求愛の方法は1つでは無いのかもしれないし、地域や島嶼で違うのかもしれない。とにかく複数個体で確認するしかないのだ。 |
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イボの卵と、アマミアオガエルの卵 | 産卵場所の様子 |
到着日の天候は雨、気温12度。 バイクを借りて移動していたが、さ、寒い! とりあえず、既知の産卵場所3箇所へ行ってみる。上記の場所では、すでに3個体分の産卵が確認できた。早いなぁ?こんなに早く産卵するんだ?飼育経験から産卵は20℃辺りにならないと産卵しないと思っていたけど、12度しかないよ?地元の人に聞いたところ、何日か前は20℃以上あったそうなので、その時に産卵したのだろう。その他の産卵場所には水が無かった。飼育下では過去最遅は8月の産卵経験がある。2−8月と半年程の産卵のズレは、徳之島では雨水に頼った産卵環境なので、冬の間に受精さえしてしまえば、後は♀が産卵場所に水が溜まるタイミングで産卵すれば良いので、産卵期間に半年程も幅があるのだろうか?。 |
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上記産卵場所にいた♀お尻に卵が付いていた。 | 同個体の防御姿勢 |
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2歳ぐらいの幼体 | 可愛すぎて、思わず触る(違法ですが) |
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肋骨先端にオレンジが出てる♂ | 夜間に徘徊する♂ |
野生個体の求愛行動の確認が目的な為、赤外線で動画が撮れるカメラを持ち込み、ペアの個体を探すが、そんなにうまく行く訳も無く、確認出来なかった。今回の観察で思うことは、♂の求愛行動は、偶然出あった♀に対して行うのでは無くて、待ち伏せしてるんじゃないか?と思えた。確認出来た個体数が少ないので定かで無いが、♂が見つかったのは水がある場所だけだった。水に入らないと思われがちな、イボイモリだが、飼育下では水場で体を浸している個体を見る事がある。野生下でも体を浸しにくる♀もいるはずで、♂は効率良く出会える水溜り等で待ち伏せしている可能性もあるのかもしれない。それと、場所によって成体のサイズがだいぶ違うという事。低地の個体群よりも、高地の個体群の方が大きい印象がある。疑問は尽きない。 |
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千と千尋の神隠しの、湯処のモデル?と言われる九扮という街 |
会社が創立60周年、という事で、台湾に行く事になった。 どうせ行くなら、台湾のサンショウウオ生息地に行ってみたいが、山に入るのに政府の許可が必要だったり、ガイドの同伴が義務付けられていたりとハードルが高い。、最も会社の旅行で、自由時間も短いので諦めざるを得ない。友人の研究者が私の台湾行の2週前に見に行って、画像と情報だけ頂いたので良しとする。台北で飲茶と観光なんて興味も薄いが、日程に花蓮県の太魯閣渓谷観光を入れてもらったので、山で何か探すかぁ〜。 |
太魯閣渓谷にて
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タイワンヒキガエル(Bufo bankorensis)の幼蛙 渓谷沿いの開けた草地で見られた。 |
水溜りで見つけたオタマ。腰に黒斑がるので、 アカガエル系かなと思うが不明。 Rana longicrus? |
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アオスジトカゲ(Plestiodon elegans)? | 環境(東屋で発見) |
同定にサッパリ自信が無いが、アオスジトカゲ。上画像の東屋以外でも山間部の少し開けた場所で、 複数見られた。ニホントカゲと好む環境は同じに見えたが、動きはニホントカゲより遅く、 直線的な動き方が印象だった。 3月1日、気温は半袖で無いと居られなかったので、25℃は、あったと思う。 頭部先端から後肢あたりまで、赤い婚姻色が出ている。 |
台湾動物園
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両生爬虫類館入り口 野外で観察できない以上、動物園しかない。 |
カエルが何匹か入っているだけで、この大きさ。 結局この中の蛙が、どこにいるのか分からなかった。 |
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フィジーイグアナ 昔は憧れたなぁ。グリーンイグアナは私も 14年飼っていたのだ。 |
サイイグアナ 重量感たっぷりでイイね! |
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ラトウチハヤセガエル(Hylarana latouchii) |
水槽内で産卵している。 |
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何アオガエルだか忘れた。 | 太魯閣で見た幼蛙の成体 Bufo bankorensis |
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タイワンサンショウウオ 保護動物なんだから、国家機関でぐらい、生態の展示しとけっつーの!生きてる姿を拝みたいよ。台湾には5種類のサンショウウオがいるが、全ての種が保護指定されている。本種は斑紋が多く出る個体や、無斑に近い個体もいる。 |
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最近全然トウホクサンショウウオ見てないな・・ 関東近郊の種類は、いつでも行けるから・・と思ってしまって、行かないんだよなぁ。 しかも、もうGW。暦通りの休みだし、子供の用事が多くて、今年も泊りで遠征出来ないな・・。 昨年から引き続き、長野のハコネに行こうかとも考えたけど、金欠だ。 近場で、たくさん、尚且つ、車横付けで見れる場所、(尚且つ金がかからない) 素敵な場所、栃木へ行こう!繁殖のピークは終わってるけど卵は見れるはずだ。 |
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繁殖水場1 湿地を流れる小川 |
小川は所々で溜りを作り、淵となる場所に 産卵されている。1つの溜りに5対程確認できた。 |
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トウホクサンショウウオ特有の条線(縦シワ) | クロサンショウウオの卵 |
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繁殖水場2 普段は落ち葉が堆積して、水場には見えない。 浚渫すると水深15cm、幅1mの水場が現れる。 |
繁殖水場2に産卵されていた卵 8対が確認できた。 |
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繁殖水場3 林道沿いの湧水 |
数えるのもメンドクサイ程の卵 100対は越えている。 |
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シーズン的には、ヒキガエルが産卵の時期を迎えていて、多数が集まっていた。サンショウウオの卵を観察するより面白いので、ここで3時間程、合戦に見入ってしまった。実際の個体は画像よりも黄色が強く、コスタリカの故オレンジヒキガエルに匹敵するのでは?と思ってしまう程、美しい。観察していると山の斜面からガラガラと石が落ちてくるのだが、ヒキガエルも一緒に転がって落ちてくる。その音が辺り一面から聞こえ、みんな頑張ってここを目指してるんだなぁと感動する。転がって落ちてくるヒキの姿は滑稽だったけどね(笑)。水中はトウホク、ヤマアカ、アズマヒキの卵でビッシリ。水場を制するのは誰だ?水中を網でさらえば、トウホクの残留♂も出たかもしれないが、卵達に何か悪い気がして、探すのは止めた。また来年の早春に成体は探す事にしよう。水温は18度。水温が高いので、もう残留♂も居なかったかもね。 |
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